Monday, December 05, 2005

おだやかな日曜の午後・・・人との出遭い
 
4時に友人と会うまで、時間があったので、クラークキーからゆっくり散歩を楽しもうと歩く事に。
 久々の暑い日。35度以上はあるだろうなあ。
まさに、スカイブルーの空に雲が流れていく。
橋の上から見下ろす、クラークキーは、いつもと変わらない観光客を乗せたリバータクシーが
行き交う。川沿いの道の木々の間からこぼれる、太陽の光はダイヤモンドのように輝いて、きれい。

リバーバリーロードを歩いていると、日曜日に開かれる「骨董市?」ならぬフリマが開かれていた。
あまり、活気は感じられないんだけどね、でも、とっても見てておもしろい。
骨董品や、それこそ家にあるガラクタまでも売っている。売り子は椅子に腰掛けながら、
新聞を広げて、ラジオを聞いている人もいて、彼らにとっては、日曜日を過ごすひとつの楽しみなのかもしれない。 slow life...
こんなガラクタは売れないだろう?持ってくるだけの労力の方が無駄じゃないかな?と思いながらも、
それでも、人との出会いを楽しみにここに来ているのだろう。
お客さんは、欧米系の人(観光客?)やローカル。
アイスクリーム売りのおじさんも、ベルをならしながら客寄せしている。
あまりの暑さに、ジュースを冷やしている箱から、氷がとけて、ぽたぽたと水滴がたれている。
 私はひたすら歩いている。
・・・と、後ろから「そんな靴を履いて、歩けるの?」っと声がした。私はピンヒールの靴を履いていた。
振り向くと50代くらいの男性。見るからにローカルではない。
軽く笑って、歩き続けていると、彼は私の横に並び歩きながら、まだ、私の靴に興味を示している。
「あなたの靴、かかとがこんなに小さいのに・・疲れるでしょう?」
何だろう、この人。怪しいし、何か企んでいるいるんだろう。と思いながらも、適当に
「まあね。でも、ファッションですから。見てて、おかしいですか?」
「いや、よたよたして歩いているし。これからどこかへ行くの?私はカーパークまで行くんですよ。あのバザールを見に来ていてね。」
「へえ、私はちょっと、友人と会うんです。」
彼とどうやら行く方向が同じらしい。リャンコートに着くと、彼は自己紹介を始めた。
彼は、シンガポール滞在25年のイギリス人。現在は心理学の先生をしているとのこと。名前はマイケル。 長いシンガポールでの生活で、英語もどこかローカルに近くなり、日焼けしてイギリス人らしくないでしょう?と苦笑した。
初め、彼はイギリス人に見えなかった。英語もブリティッシュイングリッシュではないし、
どこか、ローカルの匂いもしたせいだろう。建設会社のオーナーを12年間やっていたけど、
中華系シンガポール人、やインド人のビジネスで支払いの時になると「お金がない」やら
「これは、話が違う」だの言い訳をし、結局、支払いに応じないなど。
それもあって、会社を締め、現在はプライマリースクールで先生をしているという。
「その経験は、辛かったでしょう。でも、その分、多くの事を学ばれたかと思います。きっと、良い経験ですよ」と話すと、彼は驚いた顔をして、目を丸くしながら笑顔を見せた。
こんな小娘にそんなことを言われれば、そりゃ、驚くだろう。でも、どうやら好印象を与えてしまったらしい。「あなたは、日本人とは思えないね。その話し方、英語のアクセント。雰囲気も全く日本人らしくない」
としきりに、フィリピン人っぽいと。。ほめてんのか・・・?
立ち止まって、イギリスの暮らしや文化。彼から見た日本文化。ひょんなことから、恋愛の話しに発展し、男性と女性の違いとか。なんだか、とても興味深い会話となって、30分くらい立ち話をしていた。
「そろそろ、私は行かないと。」と彼が切り出し。「会えてよかったです。また、どこかで会えたらいいね。イブニングを楽しんでね!」と彼が言うと、「電話番号を教えるから、覚えられる?」と口頭で言い出した。勿論、覚えるもコンタクトするつもりもない。
別 れる時に、握手を交わし、「もし、あなたの友人(男)が来て、不振(jearous)に思われてもいけないから、僕は行くよ。」というとすかさず、私は 女の友達と会う予定だったので、「oh yeah,but unfortunately,,i m straight.(私はレズでもないので)」とジョークを言うと、かなりうけて「hahah,i like it! 」とずっと笑っていた。そして、「nice to meet u ,,you are pretty」とウィンクをしてそのまま、去っていった。
これは、ナンパだったのだろうか?それとも、これはイギリス流のチャットなのかな?と思いながら、
私も意外なところでの人との出会いに驚きと嬉しさを感じた。しかしながら、自然な話しかけ方、そして、ウィンクを自然にするちょっと、おちゃめなおじさん。異文化に触れてカルチャーショックを受けました。
 こちらに来て、本当に私はおじさまに声をかけられる事が多い。「おじ様キラー」と言われてしまうのも仕方ない・・・。できれば、ステキなもう少し若い男性に声をかけられればいいだけど・・。
その後、最近お気に入りのエリア、ロバートソンキーを歩き、ステキなカフェを発見。そこで、友人とお茶をして、夕食はUEスクエアにあるイタリアンレストランでステキなディナーを楽しみました。とてもステキな日曜日でした。

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